20201201_1185
3/16

3広報ところざわ令和2年12月号所沢市は持続可能な開発目標(SDGs)に取り組みます。 地球温暖化に地域で向き合っていかなければいけないこの時代。そこで注目されているのが「エネルギーの地産地消」。地域で作った電気をその地域で使う新たなエネルギーシステムです。 所沢では、「所沢市マチごとエコタウン推進計画」に基づき、行政・事業者・市民が一体となって、再エネの普及に取り組んでいます。 市が発電する以外に、私たち市民も再エネを生み、使うことでゼロカーボンに協力できます。太陽光発電設備や蓄電池の設置、電気自動車の購入には、市からの補助があります。 あなたも、地球に優しい暮らしを始めてみませんか? 近年、屋根に太陽光パネルを設置している家庭が増えました。電気代が安くなったり、売電収入を得ることもできます。 太陽光パネルに加えて蓄電池も設置してみませんか?余った電力を貯めて、夜間や曇りの日、災害時などの発電ができない時でも再エネを利用することができます。 電気自動車がある家庭では、住宅に充給電できる設備を介して、蓄電池として使うこともできます。 作って、貯めて、使う…電気の自給自足も夢じゃない! 実は、家庭からの二酸化炭素の排出源で約半分を占めるのが「電気」(右グラフ参照)。 平成28年の電力小売りの全面自由化以降、たくさんの電力会社が特色ある電力メニューを販売するようになりました。電気料金の安さだけでなく、再エネの発電比率にも注目することで地球温暖化対策に貢献することができます。豊かな自然を子どもたちに残したいと思い、環境に優しい電力に切り替えました。我が家が選んだ地域の電力会社は子育て応援プランもあるので、家計にも優しいです。池田さん一家地域貢献のため、環境負荷が少ない地域の電力会社と契約しています。当社が設置した太陽光発電の電力を同じ電力会社に売電し、再エネを地産地消しています。㈱倉片人形代表取締役・倉片順司さん◎補助金の詳細は市HP(スマートハウス化)をご覧ください。 代表的な再エネの1つが太陽光発電。北野一般廃棄物最終処分場には「とことこソーラー北野(写真①)」が、松が丘調整池には「フロートソーラー所沢(写真②)」が設置されています。2カ所の発電能力を合計すると、1年間に約400世帯が使用する電気量に相当します。 その他、小・中学校27校の校舎の屋上を事業者に有償で貸し出し、太陽光発電設備を設置しています(写真③)。 発電した電気は売電し、その利益を基金として積み立て、市民や事業者が太陽光発電設備や省エネ機器を購入する際の補助金に活用することで、新たな再エネ利用につなげています。 市と事業者が出資し設立された電力会社をご存知ですか?その名も「㈱ところざわ未来電力」!左の②③の太陽光発電に加え、クリーンセンターでのごみ焼却時に発生する電力といった再エネ由来の電力を地域に供給しています。(①は令和3年4月から供給予定)。 公共施設では、同社の電力を利用することで再エネ利用率52%を達成。二酸化炭素の排出量を41%削減することができました。問同社☎2940-5030▶詳細は同社HPをご覧ください。 毎月25日は、市役所本庁舎、上下水道局庁舎、市民医療センター、保健センター、まちづくりセンター、こどもと福祉の未来館で使われるその日の電力を、全て再エネで賄う「RE100の日」を実施しています。 家庭でも、二酸化炭素を出さないように1日を過ごして、環境について考える日にしませんか?再エネを身近に !エネルギーの地産地消 !太陽光発電太陽光発電設備の設置電力会社も再エネ重視所沢版RアールイーE100所沢で生まれた電力会社①②蓄電池でもっと再エネ平成30年度の家庭の二酸化炭素排出源(燃料種別)③事業者公共施設家庭その他LPGゴミ46.7%ガソリン都市ガス灯油国立環境研究所のデータを基に作成電気

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る