20200201_1175
3/16

3広報ところざわ令和2年2月号 市の公共施設を私たちが安全に使うには、点検や修繕など、適切な管理が欠かせません。 施設の多くは、人口が急速に増えた昭和40~50年代に建てられたもの(①)。まもなく一斉に更新の時期を迎え、多くの費用が必要になると考えられています(②)。 市の人口が減っていくことが予想される今、必要な施設や機能をいつまでも安定的に使えるように、経営的な視点から公共施設の管理を進めていく「公共施設マネジメント」が必要なのです。 市役所やまちづくりセンター、学校…所沢市の人口が急激に増えた時期に建てられた多くの公共施設は、これから一斉に更新の時期を迎えます。 道路や橋、上下水道などのインフラも含め、私たちが公共施設を安定して使い続けるために、「公共施設マネジメント」についてみんなで考えてみませんか?問 経営企画課公共施設マネジメント推進室☎2998-9027  公共施設の総量を適正化 必要な行政サービスを維持しながら、建物の数、総面積を計画的に減らして、公共施設を安定的に保持していくことができる総量にします。 複数の機能を1つの建物にまとめる「複合化」も、その方法のひとつです。  ライフサイクルコストの縮減 建物を建ててから解体・撤去するまでの費用(ライフサイクルコスト)は、建てる費用の3~4倍にも上ります。このうち、建物の維持管理のための費用が大きな割合を占めています。 ライフサイクルコストを抑えるために、壊れる前に計画的に修繕し、安全に長く使えるような維持管理を進めます。◎総務省「公共施設等更新費用試算ソフト」による試算。公共施設マネジメントは、短い期間で一気に進むものではありません。公共施設を「未来につなぐ」ために、長い視点で、みんなで考えていきましょう!公共施設等総合管理計画 公共施設とインフラの現状や課題をまとめ、どのように管理していくか、基本的な方針を定めた計画です(計画期間平成28年度~令和7年度)。内容は、市役所や図書館で閲覧できます。◎市HP(公共施設マネジメント)でもご覧になれます。  必  建  公共施設長寿命化計画 公共施設等総合管理計画に基づく計画を作成中です。公共施設の老朽化の度合いや保全の優先度、公共施設全体の総量の適正化などを考慮しながら、更新などの具体的な方法や時期を定めます。 令和2年度中に策定し、施設の長寿命化を図ります。      また、2人に会えるよ! 「公共施設マネジメント」をより広く、分かりやすくお伝えするマンガ版のパンフレットが4月に完成予定です。 今回登場した姉弟と、公共施設マネジメントのことをもっと知って、一緒に考えませんか?    施設を「公いてジメ2016年140億円2055年 市の公共施設は約930棟。延べ床面積の合計は約712,000㎡で、約6割(延べ床面積)が築30年以上。そのうち約半数が学校施設です。 全ての公共施設の更新などに必要な費用は、今後40年間で3,200億円以上。平均すると、1年あたり81.2億円が必要となる計算です。築30年以上学校施設学校施設以外築30年未満①公共施設の約6割は築30年以上公共施設等総合管理計画に見る所沢市の公共施設の「いま」②更新などに年間81.2億円(平成28年3月策定)平均81.2億円40年間で3,248億円必要!

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る