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15広報ところざわ令和元年7月号6月号クイズの答え てぶら 投稿留意事項 ▶投稿物は返却不可▶公序良俗に反しないこと▶政治・宗教団体、営利目的の投稿不可▶添削あり● かわいいカメが美しい海に、と思ったらその裏にごみの海岸!インパクトがある表紙で考えさせられるテーマでした(下安松・60代)● 世界で問題になっていることを、自分たちが住んでいる場所に置き換えて説明をしてくれることで、身近な問題なんだと考えることができました(西住吉・30代)● 2歳の子どもにカメの絵を見せて説明しながら読みました。この子たちのためにも、できることを少しずつやっていかなきゃいけないと思っています(北秋津・30代)編 集から●6月号特集では、「今日からマイバッグを持ち歩きます!」など、やれることを宣言する声も多く寄せられました。海がなくてもできることはたくさん。みんなで海を守りましょう!● 「児童館へ行こう」で、児童館名だけでは場所がわからないので、電話番号以外の情報もあるとうれしいです(東所沢・30代)編 集から●ご意見ありがとうございます。各館の詳細や最新情報がわかるQRコードを掲載しました(11面参照)。本紙デジタルブック版では、公共施設名をクリックすると地図を表示する機能があります。ぜひ、ご利用ください。ご意見を踏まえつつ、今後もより良い広報紙作りに努めていきます今村 力さんをインタビュー。今回の受賞作をはじめ、シリアスな作品に携わることが多いイメージのあった今村さん。そのような世界観が得意なのかと思いきや、「女性が住んでいそうなかわいい部屋を作るのが得意だよ」と笑いながら教えてくれるお茶目な一面も。さまざまな作品の設定資料の中にも、同じ人が描いたとは思えないかわいらしいイラストが多数あり、美術監督としての幅の広さを実感しました(佐々木)かわいいと好評だった前月号から一転、今月は危機感迫る表紙でのお届け。他人事でない風水害。川の近くでなくてもハザードマップを確認し、準備と避難行動を考える機会となれば幸いです(加賀谷)今年7・8月に所沢を訪れるイタリア選手団。東京2020大会を前に、キャンプ地の視察などを行います。街角で選手たちを見かけたら、Cチャオiao!と歓迎して「お・も ・て・な・し」しましょう♪(宮﨑)memo最新作は、6月28日㈮公開の『凪なぎ待ち』◆今月のクイズ8・11・12面のクイズを解き、空欄に入る文字を順番につなげると?◆応募方法(7月10日㈬締め切り)①クイズの答え②郵便番号③住所④氏名⑤年齢⑥電話番号⑦7月号の感想を記入し、〒359-8501広報課に郵送・市HP(プレゼント)で応募◎当選者の発表は、引換券の発送をもって代えさせていただきます。◆プレゼント提供事業者も募集中!詳細は、市 ( プレゼント募集)をご覧ください。HP(((市HP まるで、世界のどこかで実際に起きた一場面を見ているような錯覚さえ覚える映画の世界。銀幕の向こう側にある世界に命を吹き込むのは、監督?俳優?いいや、彼らだけではない。その作品が生きる時代と空間を掘り下げ、リアルな世界観を作りだす重要な役目。それが美術監督だ。所沢にも、その業界で半世紀以上活躍し続けている人がいる。第42回日本アカデミー賞最優秀美術賞に輝いた今いま村むら 力つとむさん、その人だ。 今村さんがこの業界に入ったのは大学卒業後の1965年。学生時代に舞台美術や照明など、舞台における裏方仕事を学んだことがきっかけとなり、映画会社に入社。その後、数々の映画製作に携わってきた。「いろんな作品をやりましたよ。ひたすら現場で先輩たちの技術を覚える。その時に芯から鍛えられたからこそ、今も現役でやっていけているのかな」と語る今村さんは、76歳となる今も映画美術の第一線を走り続けている。 今村さんが作る世界のリアリティは、どこから来るのか。「台本を読み込んで、そこに生きる人々や世界を自分の中に落とし込んでいく。その中で、『この役だったらこんな部屋で暮らしているな』『このシーンの背景には祭まつり囃ばやし子が聞こえているな』というのが、おのずと見えてくるんだよ」。そう話しながら今村さんが見せてくれた資料の中で、印象的なものがあった。とある映画のシーンで、背景の一部として置かれていた小物の写真だ。その小物は物語において重要なアイテムではない。しかし、その小物ひとつとっても、今村さんの中にはドラマが存在する。「この小物は、ただ置いてあるだけだと違うんだよ。部屋の主である主人公がどんな思いで小物を飾っているのかを考えると、置き方も変わってくる」。台本に書かれていない細部に至るまで、その世界を徹底的に再現する。その小物についても、何度もスタッフと試行錯誤を重ねたそうだ。「似て非なる“らしさ”は駄目」。美術監督としての今村さんの真髄を垣間見た。 視覚でその世界観を伝える今村さんだが、美術監督として一番大切だと感じることを尋ねると、少し意外な答えが返ってきた。「何よりも“言葉”が大事。この仕事は絵を描くことも多いが、絵では伝えきれないことを補うのは全て言葉であり、コミュニケーション。だから、言葉を大事にしたい」。技術の腕以上に言葉を磨く。後進の育成に使命感を抱く今村さんの言葉だからこそ、重みが増す。 映画は、喜びや悲しみ、時には怒りなど、さまざまな感情を私たちに与えてくれる。その世界への入口を手掛ける今村さん。今後も、封切りを控えた作品がいくつもあるそうだ。銀幕を通して、今村さんが作り出した世界に入り込むのが、ますます楽しみで仕方がない。 (取材:佐々木)第42回日本アカデミー賞最優秀美術賞を『孤こ狼ろうの血』で受賞。時代の名監督、名優たちと数々の作品を手掛け、過去にも3度、同優秀賞を受賞。横浜市出身。▲シーンごとの緻密な設定画●㈱ところざわ産業 岩岡町642-15 0120-39-1053 (午前9時~午後6時/第2・4土曜、日曜、祝日定休)夏にぴったり!たった10分で網戸がきれいに生まれ変わります♪分では対応が難しい住まいのお悩みを解決!夏にぴったりの網戸の張替えサービスをプレゼント♪事前に店舗で相談できるので安心です。創業50年のところざわ産業は、住まいの「ちょっと困った…」を解決するお手伝いをしています。お気軽にご相談を!(4,000円相当 ×8人)自店舗の詳細はこちら▶映画の世界に命を吹き込む美術監督▲ デジタルブック
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