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15広報ところざわ令和元年5月号4月号クイズの答え とうばん 投稿留意事項 ▶投稿物は返却不可▶公序良俗に反しないこと▶政治・宗教団体、営利目的の投稿不可▶添削あり 数々の山を歩き、1枚の絵を切り取る感覚、物語を語る感覚で樹木の写真を撮る写真家。 3歳から所沢で育つ。料理、鉄道、プロ野球観戦(現役時代からの西武・辻監督の大ファン)など、興味と行動力は、とどまるところを知らない。 山が好き。幼い頃、母に連れられて山登りをした楽しさが忘れられなくて。写真も好き。父のカメラを借りた時のワクワク感は、今も変わらない。 当然、カメラを携えて数々の山に登るようになった、佐さ藤とう真ま紀きさん。ある日、ふと気付いた。自分の撮る写真が、風景や花でなく、樹木ばかりだということに。 樹木写真家・佐藤さんの作品は、静かに見えて、能弁だ。「樹木を登場人物に見立てて、物語の一部分を切り取る感覚。感情や個性を込めて撮るのが好きなんです」。隣の木に恋をする木、群青色のグラデーションの空に浮かぶ三日月に語りかける1本の木のシルエット。耳をすませば、彼らのつぶやきやおしゃべりが聞こえてきそうだ。 6年前、全く違った環境で暮らしてみたい、と日本を飛び出し、中国の奥地で生活した。水道もガスもなく、他に日本人などいない村で生活した1 年間で実感したのが、当たり前と思っていたことが当たり前ではない世界があること。でも、違いを大らかに受け入れる文化の寛容さに触れ、「自分も、少し大人になったかな」と笑う。劣等感も自分の個性だと認められるようになったという。 帰国後、久しぶりに高校時代の同級生に会うと、なんと画家になっていた。葉の絵を描いていた彼女、MIZUKIさんの個展を訪れ、意気投合。コラボした作品展で、初めて自分の作品が売れた。写真家としてのスタートだった。 カメラの手ほどきをしてくれた、星の写真の愛好家たちとの出会いも、背中を押してくれたターニングポイント。「出会いに助けられて、ここまで来ました」 単なる癒やしを超えた、ストーリーのある作品は、感情を表に出すことが苦手という佐藤さんが、自身を樹木に投影させたり、語りかけたりする中で生まれてきた。人と話すのが苦手でも、人との出会いに助けられてきた佐藤さん。紙芝居や音楽とのコラボなど、人との交流を深めつつ、活動の幅を広げている。 「実は、夢があるんです」。佐藤さんが目を輝かせた。「いつか、趣味の料理の腕を生かして、山の近くにギャラリーカフェを開きたい。自分の作品だけでなく、同好の士の発表の場、交流の場になったらいいな」 今日、自分にもささやかな夢ができた。自然を愛し、木々と語らう写真家の作品を山のギャラリーカフェでゆっくり鑑賞すること。そこにはきっと、はにかんだ笑顔で作品を解説してくれる佐藤さんの姿があるに違いない。 (取材:加賀谷)● 第6次総合計画の7つのまちづくりの目標は、どれも共感するものばかりです。我々市民も協力していかなければと思いました(東所沢・50代)● 広報に施政方針が載っていると、新年度だなという気持ちになりますね。ずっと住み続けたいまち所沢、これからも期待しています!(日吉町・30代)● 表紙の写真が良いです。どんな未来へも行ける感じで、ワクワクしました(西所沢・40代)編 集から●4月号は、この時期恒例の施政方針特集。10年後の所沢をみんなで考える第6次総合計画とW特集でお届けしました。ちょっと難しそうだけれど、未来のまちの姿を思い描くのは大事なこと。興味のなかった方も、この機会に考えてみませんか?● 現役高校生が起業するという記事、非常に良い刺激になりました。頑張ってほしいです(青葉台・60代)編 集から●「若いのに頼もしい!」と反響が大きかった、ところっこ・小お原ばら愛まな美みさんの記事。令和が、あらゆる年代が挑戦しやすい時代であることを願ってやみません● 新所沢へ移住し初めての春。この夏は「地区自慢」で読んだお祭りに是非参加したいです(花園・30代)編集から●今年度も「地区自慢(12面参照)」をお楽しみに♪木々の物語を写真で表現する、今月のところっこ・佐藤さん。お気に入りの木に会うために何度も山に足を運ぶそう。山登りはハードルが高いけれど、所沢には狭山丘陵をはじめ気軽に訪ねられるみどりがいっぱい。新緑がまぶしい季節、本号5面や1月号も参考に、お気に入りのみどりを探しに所沢を歩きませんか?ちなみに、佐藤さんの身近なお気に入りは、日本一長いけやき並木と航空公園だそうです(加賀谷)特集の取材で、大人のためのおはなし会を見学。昔話の語りは、目を閉じると物語の情景が浮かびます。周りには同じく目を閉じて聞く参加者の皆さん。「聞く」読活の楽しみ方の一つです(宮﨑)新元号「令和」。手話では、明るい展望を込めて「未来に向けて花を咲かせる」表現だそう。新連載「手話トーク(9面参照)」でいろんな手話表現を学んで、令和をスタートしませんか?(佐々木)新発売!所沢の雑木林の木で所沢産麦芽をスモークした地ビール「野や老ろうブラウニー」2本(1,080円相当×30人)所沢の地ビールを手掛ける同社が新たに発売する、「野老ブラウニー」。市内の雑木林の手入れで出る間伐材のチップを使い、原料の所沢産麦芽をスモークした、ほどよい苦みと香ばしさのさわやかなブラウンエールです。 売り上げの一部は、市内の里山保全のために寄付。今年の夏は、所沢の森と暮らしをつなげる地ビールで、乾杯しませんか?●野老社中㈱ 美原町3-2961-42 ☎090-1761-1187◎プレゼントは、市内酒販店8店舗で引き換えできます(予定)。また、ラベルは予告なく変更する場合があります。memo5月13日㈪まで都内で個展を開催中!場DディゾンIXANS神保町 (JR水道橋駅から 徒歩6分)▲市HP◆今月のクイズ8・9・12面のクイズを解き、空欄に入る文字を順番につなげると?◆応募方法(5月10日㈮締め切り)①クイズの答え②郵便番号③住所④氏名⑤年齢⑥電話番号⑦5月号の感想を記入し、〒359-8501広報課に郵送・市HP(プレゼント)で応募◎当選者の発表は、引換券の発送をもって代えさせていただきます。◆プレゼント提供事業者も募集中!詳細は、市 ( プレゼント募集)をご覧ください。HP(((樹木写真家佐さ藤とう 真ま紀きさん(若松町在住)樹木は被写体でなく自分の投影。樹木専門の写真家▲佐藤さんの作品
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