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 「まちに出て、まちと関わりながら、そこに必要な建築や仕掛けを設計・デザインしていきます」と自らの建築手法を語るのは、建築家の藤ふじ村むら龍りゅう至じさんだ。「建築家は、図面を引いて建物を設計する人では?」と思った方もいるかもしれないが、藤村さんのスタイルは違う。藤村さん流の“建築”をひも解いた。 建物設計だけでなく、都市再生プロジェクトなどにも携わる藤村さん。きっかけは、2011年に東洋大学専任講師として、学生に出した課題だった。「架空の場所を設計するのではなく、実際の都市問題を踏まえて設計することを課題にしたんです。現実にある高齢化や人口減少、公共施設の老朽化などの地域課題に対応できる建築を考えていきました」。そのプロセスは、住民の声を聞き、その場所に最適な建物を設計していく。一見、当たり前のように思えるが、特徴は一度の関わりで終わらないことだ。住民とのワークショップを何度も行うことで、住民は自分事としてまちづくりに参加するようになっていき、最終的には住民を巻き込んだ地域活性化につながっていく。その動きは「鶴ヶ島プロジェクト」として、全国でも有名な取り組みとなった。“建築”が、まち全体の活性化につながっていく。ここに、藤村さんが手掛ける都市デザインの真髄がある。 藤村さんが今、注目している場所。それは、自身が20年近くを過ごした椿峰ニュータウンだ。「幼少期から大学卒業まで椿峰で育ちました。そんな身近なまちも多くの課題を抱えていることがわかり、椿峰のことを調べ始めたんです」 山口地区と小手指地区にまたがる椿峰は、住宅地の中に緑豊かな自然環境があり、美しい景観を保っている。しかし、高齢化問題は椿峰も例外ではなく、地域活性化が課題となっていた。藤村さんは、まず住民自身に議論してもらい、まちづくりのヒントを知る場として、シンポジウムを2回にわたり開催。その動きは住民を動かし、地元の主婦を中心とした「つばきの森のマーケット」という手作りの公園マルシェの開催に至った。「気負わずに、好きなことを周りの人を巻き込んでやることで、そこに魅力を感じて人が集まります。そうして、多世代の人が関わり合って、まちの課題にも取り組めるようになります」。椿峰のこれからに注目だ。 一般的な建築家のイメージを覆す藤村さんに、目指す姿を聞いた。「その時代、その場所でなければ生まれない建築を作りたいです」。藤村さんの言う“建築”。それは、建物だけでなく、そこに暮らす人々のつながりや社会、まち自体を設計すること。多くの課題に直面している日本において、かけがえのない建築家が所沢から生まれたことを誇りたい。(取材:佐々木)まちと社会を設計する建築家●航空公園は当たり前にあるものと思っていましたが、昔は米軍基地で、返還運動の成果で、今は親子で楽しめる場所になっているんだなと感激しました。子どもにも、少しずつわかりやすく説明していきたいです(中新井・30代女性)●今まであまり基地の事は考えなかった、というよりも、考えてもどうにもならないと思っていた。特集を読んで、少しずつでも考えてみようと思った(東所沢和田・60代男性)編集から●11月号特集「所沢にある基地のこと」。基地のことを考えるきっかけにしてもらえて幸いです。一人一人が、わがまちのこととして考えていきたいです。●祖母がいつも読んでいるので私も興味を持ち、読むようになりました。文化財展やライオンズ優勝パレードに興味を持ちました。来月も楽しみにしています!(北秋津・10代女性)●一人暮らしを始めて1年。広報紙のお陰で所沢の良いところや地域のイベントなどを知ることができ、所沢が好きになりました!(和ケ原・20代女性)編集から●ありがとうございます!一つ目の感想は、なんと12歳の女の子からでした。広報紙には、難しい記事もあると思いますが、気になる記事から少しずつ読んでみてください。きっと、所沢のことがもっと好きになるはず♪市役所の会議室が、特集撮影のために、若い女性の部屋に早変わり!今月は、こだわりの表紙もお楽しみいただけたら幸いです。ところで、表紙の登場人物は2人いることにお気付きですか?(加賀谷)朝晩の冷え込みが厳しいこの季節に手放せない湯たんぽ。長時間触れていると低温やけどの危険も(11面参照)。布団から出さずにそのまま夢の中へ…なんてことも多い自分も気を付けます!(宮﨑)最近よく耳にする手作りマルシェやマーケット。おしゃれな雰囲気の中、ハンドメイド作品や地元のフードが集まり、若い世代を中心に人気を集めています。所沢でも、暮らすトコロマーケット(16面参照)やつばきの森のマーケット(ところっこ参照)など、地域を盛り上げるイベントが。私も参加して、おいしいパンと可愛い食器を買いました♪手作り感あふれる、あたたかいイベントっていいですね(佐々木)建築家藤ふじ村むら 龍りゅう至じ さん(椿峰出身)東京藝術大学准教授。建築設計事務所・RFA主宰。住宅、集合住宅、公共施設などの設計を手掛けるほか、まちづくりにも数多く携わる。埼玉県の「持続可能な郊外住環境実現プロジェクト」では、自らが育った椿峰ニュータウンを取り上げ、地域活性化への問題提起に取り組む。小さいころの夢は、まちづくりに興味を持つきっかけとなった地・神戸市の市長になること。●一時預かり専門託児所 ママズスマイル所沢店 (所沢市認可外保育施設) くすのき台2-5-6 ☎04-2998-6766(午前9時~午後6時)◎無料チケットは、子ども1人分です。(2,000円相当   ×20人) 子育て中のママとパパの味方!所沢駅から徒歩8分託児2時間無料チケット「託児理由は問いません!ほんの少し自分の時間を持てるだけで、余裕を持った子育てができます」と、子育て中のママとパパを応援するのは、ママズスマイル所沢店です。当日・土日予約もOK!首すわりの頃から小学生までが対象です。パパママカードの提示で、お得な割引も♪保育資格を持ったスタッフがお預かりします!駅近なので、所沢駅でのお買い物時などに便利です♪ウェブ版にはこぼれ話も♪◎市H(Sはつらつところっこ)でチェック!広報ところざわ平成30年12月号11月号クイズの答え まっちゃ 投稿留意事項 ▶投稿物は返却不可▶公序良俗に反しないこと▶政治・宗教団体、営利目的の投稿不可▶添削あり15◆今月のクイズ8・11・12面のクイズを解き、空欄に入る文字を順番につなげると?◆応募方法(12月10日㈪締め切り)①クイズの答え②郵便番号③住所④氏名⑤年齢⑥電話番号⑦12月号の感想を記入し、〒359-8501広報課に郵送・市H(Sプレゼント)で応募◎当選者の発表は、引換券の発送をもって代えさせていただきます。◆プレゼント提供事業者も募集中!詳細は、市H(Sプレゼント募集)をご覧ください。市H

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