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2広報ところざわ平成29年11月号 台地で大きな川がない所沢。井戸を作ろうとしても、多くのお金をかけて地面を深く掘らなければなりませんでした。そのため、昔の人々は家ごとに井戸を持てなかったのです。 遠くの共同井戸まで水をくみに行く苦労の日々。さらには、日照りで井戸水が枯れてしまうこともありました。 昭和9年、所沢は大干ばつに見舞われ、飲み水の確保さえ難しい状況に。これをきっかけに所沢町の上水道の建設が始まり、昭和12年(1937年)4月、ついに人々が待ち望んでいた水道の給水が始まったのです。 蛇口をひねると流れ出るきれいな水。これって、当たり前のことでしょうか? 水の便が悪かった所沢で、人々の願いを乗せ、水道が開通してから80年。皆さんの元にどうやって水道水が届けられるのかを知って、所沢の水をさらにおいしく飲みませんか?問上下水道局経営課☎2921‐1087飲んで愛され80年 所沢の水道の歴史教えて!水道水が家庭に届くまで▲上下水道局・西久保主任 蛇口をひねるといつでも出てくる水道水。どこから来て、どうやって皆さんのご家庭に届くのか、ご存知ですか? 所沢の水道水は、深さ約300mからくみ上げられる所沢の地下水1割に、9割の県水(埼玉県営水道)をブレンドしています。 県水は、利根川や荒川の上流にある多くのダムに蓄えられた水が合流し、県営大久保浄水場(さいたま市)を通って所沢に送られてきます。 その後、消毒・滅菌された所沢の地下水と混ぜ合わされ、厳しい検査を経てご家庭に届くのです。県営大久保浄水場取水井(深井戸)着水井浄水池消毒設備配水池はいすいちしゅすいせいちゃくすいせい配水ポンプ家庭学校事業所など所沢市の浄水場▶所沢初の浄水場(現在の第一浄水場/宮本町)◀水道建設工事の様子(上記浄水場内・第一号取しゅ水すい井せい)
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