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������������������������������バタークリームのケーキ 並木 伊藤 亜矢子 バタークリームのケーキを皆さんは覚えておられるだろうか。見たことも聞いたこともないという方々も、少なくないだろう。年が明ければ43歳になり、亡父の年齢を追い越してしまう私が、子どものころの楽しみとして思い出すのは、家族の誕生日やクリスマスに振る舞われたバタークリームのケーキだ。家族が多かったので、ホールの八分の一片。大切に大切に食べていた。ケーキといえばこの味しかないと思っていたので、ある日呼ばれていった友人の誕生会で頂いた生クリームケーキのおいしさには衝撃を受けた。いつかホールまるごと食べたいとまで願ったものだ。時は流れ、今やバタークリームの方が特注品として珍重される。ホールまるごとという夢も、やろうと思えばいつでもできる。しかし体重や血糖値が気になって実行できない。人間とは因果なものだ。病気になるといいな 久米 柳橋 コト 幼いとき、私は病弱だった。私の住んでいた街に本格的な手作りケーキ屋が出来た。一般家庭では手がでなかった。ある日、私は病気になった。父が「これを食べると治るぞ」とケーキを買ってきてくれた。こんなにおいしいものがあるのかと有頂天になった。時々「病気になればいいな」と思った。祖母が「丈夫のときは、ばあちゃんがあげる」と言った。今もケーキを見ると昭和初期の家族に囲まれた日を思う。いちごのショートケーキ 緑町 菅野 桂子 ケーキ店のショーケースには、どれにしようか迷うほどたくさんの種類が並んでいるが、私にとってのケーキは、上京したときに、兄がごちそうしてくれた銀座の洋菓子店のいちごのショートケーキである。一口食べたとき、世の中にこんなにおいしいものがあるのかと、田舎娘には衝撃の都会の味であった。それ以来、誕生祝い、クリスマスには、いちごのショートケーキと決めてきた。私が死んだら命日には、仏の前に備えて欲しいと、娘に頼んでいるぐらいである。そして思い出話でもしてくれたら、冥みょう利りである。◆テーマ「 ケーキ 」◆◆◆▲音楽を演奏する機会、聴く機会を市民にとって常に身近なものとして定着させ、豊かな音楽文化が持続的に発展できるよう取り組んでいる「音楽のあるまちづくり(略称:音おとまち)」のまちなかコンサートの第1弾『とこてらす音楽イベント』。狭山茶応援ソング「ちゃちゃちゃ狭山茶♪」などを歌う世莉奈さんなど若手アーティストが出演しました。 12月13日㈯/とこてらす(所沢駅構内) (撮影:市民カメラマン・滝島利男)▲所沢駅東口をスタートして、牛沼市民の森(写真)、所沢カルチャーパークなどを巡り、ゴールの航空公園駅東口を目指した『みどりのふれあいウォーク』。雨の降る中、紅葉の平地林を散策しながら魅力あふれる所沢の豊かな自然を感じて、リフレッシュしました。 11月29日㈯/所沢駅東口~航空公園駅東口 (撮影:市民カメラマン・津田資雄)▲市制施行40周年の記念事業として開催され、25回目を迎えた『所沢シティマラソン大会』。北は北海道、南は鹿児島県から6,973人のランナーが参加し、師走の所沢を走りました。 12月7日㈰/西武ドームほか (撮影:市民カメラマン・佐藤清一郎)▲所沢駅から元町コミュニティ広場まで150人のサンタがあふれた『サンタを探せ!2014』。ビンゴカードに書かれた番号のサンタを探す「サンタdデeビンゴ」には約1,500組が参加し、街中に隠れたサンタを元気に探し回って楽しんでいました。 12月13日㈯/元町コミュニティ広場ほか (撮影:市民カメラマン・遠井洋子)9 広報 平成27年1月号▶市内で撮影した写真(撮影日・場所・コメント)▶エッセイ次のテーマは『 お餅 』▶締切1月8日㈭▶掲載者には記念品を進呈▶文章(300字)は添削あり▶投稿写
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