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すごろくを楽しみながら市内の指定・登録文化財を知ることができます。お正月は家族や友人とサイコロを振って、文化財すごろくを楽しんでみませんか。それでは、スタート!①小野家住宅(国の重要文化財)林2丁目にあり、18世紀初めごろに建てられたと推定される。武蔵野の開拓農家の面影を残している建造物。②東あずまのうえの上遺跡(市指定)古代日本の幹線道路「東とう山さん道どう武む蔵さし路みち」の遺構が県内で初めて見つかる。③荒幡の富士(市指定)明治時代に15年かけて、荒幡村民が築いた人工の富士山。1マス戻る⑤滝の城じょう跡あと(県指定)柳瀬の城地区にある城跡。15世紀後半に大石氏が築き、天正18年(1590)に落城したと言われる。⑦八や雲くも神じん社じゃ祭さい礼れい用よう具ぐ附つけたり箱はこ十じゅう二に合ごう(市指定)有楽町八雲神社の祭礼行事「天王様」で使用した祭礼用具。④岩崎簓ささら獅子舞(市指定)平成26年に起源伝承400年を迎えた。山口の岩崎地区に伝承され、毎年10月の第2土曜日に瑞ずい岩がん寺じで披露。⑥黄おう林りん閣かく(国の重要文化財)松永安やす左ざヱえ門もんの旧別荘「柳瀬荘」の主要建物。3マス進むふるさとの宝宝宝宝宝宝宝宝宝宝宝宝宝宝文化財とは文化財は、わが国の長い歴史の中で生まれ、育まれ、今日まで守り伝えられてきた貴重な財産です。市内には、国4件、県11件、市85件、合計100件の指定文化財と、国7件、市1件、合計8件の登録有形文化財があります(平成26年12月22日現在)。所沢市文化財展市内の文化財を展示・紹介します。新たな年の始まりに「ふるさと所沢」の歴史や文化を体感しに来ませんか。日1月9日㈮〜21日㈬(12日㈷を除く)午前9時〜午後5時◎入場は午後4時30分までです。場生涯学習推進センター企画展示室 ◆関連講座▼講演会「旗本の知行と村」日1月11日㈰午前10時〜11時30分講前所沢市文化財保護委員・大舘右う喜きさん▼講演会「四し神じんと星せい宿しゅく〜中国星座の世界〜」と星空観望会日1月17日㈯▼講演会…午後2時30分〜4時▼星空観望会…午後6時〜8時講杉並区立科学館指導員・茨木孝雄さん◎いずれの講演会も文化財保護課へ申し込みが必要です。星空観望会は、会場へ直接お越しください。「ふるさとの宝」をお手元に!文化財クリアファイル市内の文化財をレイアウトしたクリアファイルです。「所沢市文化財展」でも販売します。販売価格 100円(1枚)販売場所 市役所6階文化財保護課、埋蔵文化財調査センター文化財を守り伝える吉田浩明さん(南永井在住)〜「弥右衛門覚書」の所有者〜父の思い出話になりますが、「吉田家はさつまいも元祖の家」、「南永井村をつくった名主の家」とよく言っていたことと、古文書を虫干ししていた姿を思い出します。子どものころからこうした古文書に触れていたので、私が文化財を継承することは普通のことだと思っていました。我が家のルーツを知ることができるのは、「弥右衛門覚書」が先祖代々の努力によって今に受け継がれてきたからだと実感しています。この覚書には、さつまいも作り初ぞめのことのほかにも、村の始まり、当時の名主の役割や近隣の村の様子、家の系図など、貴重な内容が記されています。自分につながる先祖の生きた証を解明したく、難解な古文書の読み方を勉強しています。先祖の思いが込められたこの覚書の内容をしっかりと理解して、次代へ伝えていかなければという気持ちが日に日に強くなっています。私は、文化財を所有する立場となって改めて強く興味を持ちましたが、市には多くの方々に、市の歴史や文化財に興味を抱いてもらえるよう、啓発活動に務めてもらいたいと考えています。そして、興味を持った市民の皆さんと一緒に、所沢に伝わる文化財を後世に伝えていきたいと思います。南永井村の吉田弥右衛門とその子孫が記した覚書で、さつまいもの栽培開始についての貴重な記事が収められています。寛延4年(1751)、南永井村の名主であった吉田弥右衛門は息子の弥左衛門を上かず総さの国くに志し井い津づ村むら(現在の千葉県市原市)に派遣し、さつまいもの種芋を買い、9日間かけて帰宅しました。吉田家では、その種芋からさつまいもの栽培を開始し、近隣の村々にも広めました。▲弥右衛門覚書歴史を刻み、後世に伝える市内に残る文化財問文化財保護課☎2998-9253�2998-9128文化財 すごろく文化財展で展示する市指定文化財弥や右え衛も門ん覚書▲デザインは2種類です広報 平成27年1月号 4凡例…日日時 場場所 対対象 定定員 内内容 持持ち物 費費用 講講師 申申し込み 問問い合わせ HPホームページ Eメール
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