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認知症は誰にでも認知症サポーター養成講座講師役である「キャラバン・メイト」が、認知症の正しい知識や、つきあい方についての講義を行う住民講座・ミニ学習会などのことを「認知症サポーター養成講座」と呼びます。養成講座は、自治体や団体、企業、自治会・町内会、学校などと「キャラバン・メイト」の協働で行われ、養成講座を受講した人が「認知症サポーター」となります。認知症サポーターの育成は、厚生労働省が実施する「認知症サポーターキャラバン」における主な取り組みの一つで、「認知症になっても安心して暮らせるまち」の実現を目指しています。認知症サポーターの証 『オレンジリング』受講者には認知症サポーターの証として『オレンジリング(写真右下)』を配布しています。オレンジリングを腕にはめたり、かばんにつけたりして、人目につくように持つことで、認知症サポーターを話題にしてもらい、多くの方が養成講座を受講し、認知症への理解の輪が広まることを目指しています。認知症サポーター の役割養成講座を通じて認知症の正しい知識を習得し、自分のできる範囲で認知症の人や家族を応援するのが認知症サポーターです。友人や家族に学んだ知識を伝えていくことや、認知症の人や家族の気持ちを理解するよう努めるといったことも、サポーターにできる支援の一つです。その他にも商店、駅、バスや電車などで、できる範囲で手助けをするなど、いろいろな関わり方があります。認知症サポーター養成講座 受講者の声◆小・中学生向け養成講座小・中学生向けの講座は「講座で習った内容を、家族や友だちなど、さまざまな人に話してもらう」ことが目的です。小・中学生が周りの方々に認知症について話をすることで、それを聞いた家族や地域の方々が認知症について考えるきっかけとなり、認知症を理解する輪が広がることを期待しています。【三ケ島中学校受講者】男子生徒 養成講座を受けて、ぼくのおばあちゃんも認知症だったなぁと思いました。認知症の方が、迷子になっていたら優しく声をかけて、家まで送りたいです。家がわからなかったら、交番に連れて行ってあげたいと思いました。女子生徒 私のおばあちゃんも物忘れが多くなってきました。認知症になるかもということを考えて、両親と話し合わなければと思いました。近所にお年寄りが多いので、認知症の方がいたら、少しでも力になれるようにしたいです。◆企業向け養成講座交通機関や銀行、薬局など企業向けの講座は「認知症という症状を理解してもらう」ことが目的です。安心して過ごせる地域をつくる担い手となることを期待しています。【交通機関受講者】男性社員 交通機関の業務にかかわる者として、認知症について理解を深める良い機会になりました。乗務員によって対応の差が出ないように、情報共有が大事だと思いました。女性社員 運転士も事務職員も認知症の方への対応マニュアルを作る必要があると実感しました。◆市民グループ向け養成講座市民グループ向けの講座は「認知症という症状を理解してもらう」ことが目的です。認知症に偏見を持たず、地域に住む認知症高齢者とその家族をあたたかく見守り、できる範囲で手助けしていただくことを期待しています。【市民グループ受講者】男性 認知症の家族がいるので対応の仕方はわかっているつもりでしたが、知らないことがたくさんあったので大変参考になりました。女性 81歳の母親は、認知症ではありません。しかし、いつなるかわからないので、まずは家族、私を含めて身内のことと思って対応していきたいです。認知症サポーター養成講座の 受講を考えている 市民・団体・企業の方へ市役所1階高齢者支援課または、地域包括支援センター(本号4頁参照)にご相談ください。認知症予防10カ条 (㈶認知症予防財団提唱)認知症を予防するための簡単なヒントです。日常生活に取り入れて実行しましょう。① 塩分と動物性脂肪を控えたバランスのよい食事を②適度に運動を行い足腰を丈夫に③ 深酒とたばこはやめて規則正しい生活を④ 生活習慣病(高血圧・肥満など)の予防・早期発見・治療を⑤転倒に気をつけよう。頭の打撲は認知症を招く⑥興味と好奇心をもつように⑦考えをまとめて表現する習慣を⑧こまやかな気配りをしたよい付き合いを⑨いつも若々しく、おしゃれ心を忘れずに⑩くよくよしないで明るい気分で生活を介護予防教室などに参加老人福祉センター・憩の家、地域包括支援センターでは、とこしゃん体操やお口の体操、介護予防教室(1回コース、5~6回連続コース)などを開催しています。また、栄養(料理)やウォーキングと脳トレゲームを組み合わせた教室もあります。参加を希望する方は、直接施設(本号4頁参照)にお問い合わせください。地域の活動に参加地域サロンやお達たっ者しゃ倶く楽ら部ぶ(本号4頁参照)、自治会・町内会活動、長ちょう生せいクラブ(長生クラブ連合会事務局☎2926‐8202)など地域の活動に参加して、会話を楽しんだり、適度な運動を行ったりして、認知症予防に努めましょう。自分のできる範囲で認知症の人や家族を応援認知症サポーターになろう▲ 養成講座を受講した㈱ゆうちょ銀行所沢店の皆さん▲ 三ケ島中学校で開催した養成講座の様子Ninchisho Supporterと彫られている「オレンジリング」認知症予防(介護予防)3 広報 平成26年9月号

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