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������������������連れん合ごう戸こ長ちょう役やく場ば 明治14年(1881)、所沢村は「所沢町」となることを県に願い出ましたが、この時、村の代表は「村長」ではなく「戸長」でした。実は明治前期の村に村長はおらず、もともと戸籍事務のため設けられた「戸長」が、この時期徴税や教育、徴兵などの各種事務を執り行っていました。戸長は名主など旧来の有力者から選ばれることが多く、政府の末端的な立場であるとともに、地域の指導層でもありました。その結果、明治10年代に興隆した自由民権運動を、行政担当者である戸長が担う状況が起こります。明治17年(1884)、政府は制度を変更、複数の村による連合村を編成し、戸長は知事による任命制として統制を強めようとしました。市域での連合戸長役場は、所沢町のほか、三ケ島村、山口村、神米金村、南永井村、下新井村に置かれました。歴れき史し的てき建けん造ぞう物ぶつ 銀座通りには、町場の繁栄を伝える建物として、いわゆる蔵造りやモダンな看板建築の商家がありました。昭和37年に買い物客の利便性のためアーケードが設置され、これらの外観はその奥へ隠れ忘れられますが、再開発が始まると、知られざる所沢の文化財としてにわかに注目を集めることになりました。市は調査を実施し、一部の部材が将来の活用を見越して保存されています。連れん 俳はい諧かい(俳句)は江戸後期から大変盛んになり、市域でも「所沢連」「武蔵野連」などの同好集団がそれをけん引しました。「所沢連」の中心人物として、三み上かみ里り恵えやその夫一いっ巣そうらが知られています。その活動は次第に農村部へ広がり、有力者層の交際手段として俳諧は必須の教養となりました。豪農でもあった田た中なか藤とう詠えいなどは、江戸から著名な俳人を招く一方で、地域の宗匠格として俳諧の隆盛を支えました。◎今回の歴史まめ知識42は、「る」の項目がないため「れ」となります。問い合わせ 生涯学習推進センターふるさと研究グループ ☎2991‐0308 �2991‐0309スキーでの旅 上山口 山口 満子 北海道の名な寄よろの町に赴任した私たち家族は、休日には決まってスキーに出かけ、夫を先頭に小学1年の長男、3歳の長女と続き、後方は私が見守った。天塩川の土手が初心者向きで、官舎から真っすぐに広い雪に覆われた畑を突っ切る。すっかり上達してついには近くの山に遠征し、頂上からの直滑降はとても快適。親子は雪まみれになり、大きなおむすびを頬張った。思い出がたくさんの中、子どもたちが中学1年生と小学3年生に成長し、再び青函連絡船で本土へ帰って来た、冬の旅であった。価値のある旅 南住吉 宮下 広子 20代の終わりごろ、年末から年始にかけてよく一人旅をしました。最初に訪れたのは津和野。山梨から身み延のぶ線、寝台特急、山口線と乗り継いで、着いたときには細かい雪が舞っていまし歴史まめ知識ところざわれ 所沢の市域に関わる歴史的事項を50音順に紹介しています。今号は「れ」です。◆テーマ「 冬の旅 」◆◆◆▼三上里恵の 墓碑(薬王寺)とりながら住みよい環境で生活できるようにしたいと、手話や要約筆記の講習会の開催や、手話通訳者、要約筆記者の育成などに取り組んでいます。 情報が入りにくい聴覚障害者にとって、災害時には大きな不安が襲います。そんな時に聴覚障害者であることを周りにアピールすることでスムーズに支援が受けられるように作った『聴覚障害者災害時援助用バンダナ』も活動の一つです。バンダナには“耳がきこえません”“手話ができます”“筆談ができます”と書かれています。「このバンダナをすることで周りの人とスムーズにコミュニケーションがとれるので、災害時の不安が軽減されます」と、いつも持ち歩いているバンダナを見せてくれました。 もし災害時に“耳が聞こえません”とバンダナをしている人がいたら、支援を求めているサインです。積極的にコミュニケーションをとって、私たちみんなで、所沢を誰もが住みよいマチにしていきましょう。所沢のマチを住みよい街へ!仲なか 重しげ夫おさん(上新井在住)▲ 市長にバンダナ作製の報告をする仲さん42▲青少年の健全な心身の発達を促進し、相互交流を図ることを目的として開催された『第54回所沢市青少年三道大会』。柔道・剣道・弓道の各種目で、選手たちは熱戦を繰り広げました。 11月10日㈰/市民体育館・武道館 (撮影:市民カメラマン・津田資雄)▲台風の影響が心配されましたが、1日目の午後には雨が上がり、2日目はみごとな秋晴れの下、開催された『第34回所沢市民フェスティバル』。夕方まで列が続いたミニSLやステージイベント、バザールなどを楽しみました。 10月26日㈯・27日㈰/所沢航空記念公園▲撮影:市民カメラマン・浅見司郎▲撮影:市民カメラマン・遠井洋子▲撮影:市民カメラマン・滝島利男広報 平成25年12月号 8▶投稿写真・原稿は返却しません▶住所・氏名(ふりがな)・電話番号を明記し〒359-8501広報課「みんなのひろば」係へ郵送または hiroba@city.tokorozawa.saitama.jp
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