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ところざわ歴史まめ知識 所沢市域にかかわる歴史的事項を50音順に紹介しています。今号は「ぬ」の項目がないため「ね」となります。 山口地区大字勝楽寺に位置する中世の山やま城しろの跡で、柳瀬地区の滝の城と同じく県の史跡に指定されています。狭山丘陵の地形を生かし、尾根の先端部に2つの郭くるわが並ぶ構造で、人が常に暮らす施設ではなく、危急時の出で城じろのような役割を果たしたと考えられています。山のふもとには居住用の館があり、それが「根(山のふもと)古屋(小屋)」の名のもとになっています。現在は、城跡を含む狭山湖の周辺一帯が東京都の上水道用地として管理され、立ち入りや見学ができないのが残念です。 有楽町の薬王寺は薬師如来を本尊とし、新田義貞の子義よし宗むねの開基と伝えます。南北朝の動乱期、新田氏は同じ源氏の流れをくみながら、常に足利氏の下風に立っていました。北陸の戦で義貞が敗死し、東国にいた義宗も、再起を期しつつ果たせないまま亡くなります。伝説では、新田氏一族の無念は怨霊となってねずみに変じ、作物を荒らしたといわれ、人々は義宗ゆかりのこの寺を、ねずみ除けに霊験あらたかな「ねずみ薬師」として信仰したということです。市域には、将軍塚、勢揃橋の伝承をはじめとして足利氏に敗れた新田氏への共感をしめす話が数多く伝わりますが、この伝説もそのひとつです。 幕府や旗本などの領主が農民に課した「税」で、江戸時代には個人にではなく村単位に賦課され、村全体が責任を負いました。「検けん地ち帳ちょう」(土地台帳)や「年ねん貢ぐ割わり付つけ状じょう」(納税通知書)、「年ねん貢ぐ皆かい済さい目もく録ろく」(領収書)など年貢関係の文書は、村役人が実務資料または証拠資料として大切に保管し伝えていく傾向にあり、現代に残された古文書の大きな割合を占めています。根ね古こ屋や城じょうねずみ薬やく師し年ねん貢ぐ▲市立小・中学校で開催された『金環日食観察会』。午前7時35分ごろ、雲の切れ間から姿をあらわした太陽が月と重なり、リング状に輝きました。天体望遠鏡の太陽投影板や日食グラスを使って、その瞬間を観察した生徒たちから、大きな歓声が湧きました。 5月21日㈪/向陽中学校▶地域の財産である「滝の城跡」を多くの人に知ってもらうために開催された『第1回戦国滝の城まつり』。甲かっ冑ちゅうを身につけ、刀を交えた模擬合戦など、まるで戦国時代にタイムスリップしたようでした。 5月20日㈰/滝の城址城山神社ほか (撮影:市民カメラマン・木村清貴) 北中 蓬澤 孝之 学生時代、良く通った店があった。アルバイト先で知り合った先輩の家族が経営していた、こじんまりとしたお店。当時ブームだった背脂チャッチャ系で、芸能人も数多く常連として抱えていたようだ。店主である親父はクセがあるが温かい人で、話し好き。独特の人生観をもっていて、相談を持ちかけると真剣に答えてくれたものだ。失恋、就職活動、交通事故…壁に当たったときは一杯のラーメンと少し辛口でユニークなアドバイスで心が温まった。 すでに閉店して数年経つが、人の印象がセットになっているからか、舌で感じた記憶はどんな有名店よりも鮮明に残っている。 小手指町 川口 光男 ラーメンと言えば母と屋台の「夜鳴きそラーメン屋の親父母と屋台◆テーマ「ラーメン」◆◆◆後、楓佳さんは「心の中で思わずガッツポーズ!この演技で優勝できないはずがない」と手ごたえを感じたことを明かしてくれました。 2人が優勝したスタンダードダンスは男女が両腕を組んで、一体となって踊ります。「ときどきお兄ちゃんに足を踏まれて痛い」と苦笑いの楓佳さんですが、それだけに、息がぴったり合ったときの喜びは格別です。一人で踊るより、2人で楽しく。兄妹のはじける笑顔がその楽しさのなによりの証拠です。「ダンスの一番の楽しさはパートナーや観客とのコミュニケーション。言葉を交わさなくても、ダンスを通じて相手の気持ちがわかったり、演技を見てくれた人と話が弾んだり、喜んでもらえることが一番うれしい。大会で勝つためではなく『自分も楽しく、パートナーも楽しく、観ている人も楽しく』なるために、もっともっと上手になりたい」と瞳を輝かせる琢真さんとうなずく楓佳さん。 いつまでも兄妹仲良く舞い続けて、私たちを楽しませてくださいね。楽しみながら踊り続けたい第5回埼玉県ジュニアダンススポーツ大会スタンダードの部優勝白石 琢たく真まさん(向陽中学校2年)・楓ふう佳かさん(北小学校6年)24ね◀薬王寺問い合わせ 生涯学習推進センターふるさと研究☎2991‒0308 52991‒0309◀息の合った演技を披露する2人広報 平成24年6月号 8原稿は返却しません▶住所・氏名(ふりがな)・電話番号を明記し〒359-8501広報課「みんなのひろば」係へ郵送または hiroba@city.tokorozawa.saitama.jpひろばば

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