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平成12年4月に施行された地方分権一括法により、市町村は「真の地方自治」に向けて自己決定と自己責任のもとで、これまで以上に地域の特性に応じた個性的なまちづくりを進めることが可能となりました。 自治の主人公である市民が、地域の課題へ取り組み、まちづくりを進めるためには、市(市議会や市長等)と課題を共有し連携・協力していくことが必要です。 そこで、それぞれの役割や基本的な方針など、よりよいまちづくりを進めるための基本ルールとして「所沢市自治基本条例」を制定しました。問政策企画課☎2998_902752994_0706「所沢市自治基本条例」を施行しますが主役ですまちづくりを進めます~ 「市民自治」とは市民がまちづくりの主役であるということです。市政は市民のために運営されなければならないということです。所沢市イメージマスコットトコろん「所沢市自治基本条例」7月1日に条例制定の背景 その一方で、少子高齢化の進展や低成長時代の到来は新たな課題をもたらし、また、市民活動の広がりや市民の行政に対する関心の高まりから、市民との協働のあり方も含め、健全な行財政運営を推進するための基本的な考えを、市民と市が共有する必要性が生じてきました。 わたしたちのまち所沢は、武蔵野台地にあり、狭山丘陵に代表される豊かな自然に恵まれ、旧石器時代の人々の生活を示す砂川遺跡や、江戸時代に開拓された三富新田などの土地が広がります。また、鎌倉街道の拠点として発展し、織物やさつまいも、茶などを産み出し、日本で初めて飛行場がつくられた航空発祥の地であるなど、歴史と文化に育まれたまちです。 首都圏30キロメートルという立地条件の良さから、県南西部の中核的な都市として発展し、うるおいの文化都市をめざしてきました。その反面、雑木林に象徴される武蔵野の豊かな自然は開発により徐々に減少し、また、産業廃棄物処分をめぐるダイオキシン等の環境問題が顕在化し、これらの対策に市民、市(市議会、市長その他執行機関)が一体となって取り組んできま 本市では、平成17年度から第4次所沢市総合計画・後期基本計画の策定過程でこの条例の制定に向けた取り組みがスタートしました。18年度からは有識者等で構成する検討懇話会から市民参加による条例づくりの方向性など提言をいただき、市として市民との勉強会や講演会などを開催し、条例づくりを広めてきました。 21年からは市民委員50人からなる条例検討委員会と市との間でパートナーシップ協定を結び、市職員とともに条例素案を検討しました。60回以上におよぶパブリックインボルブメント(市民対話集会)や意見提案手続(パブリックコメント)を通して多くの貴重なご意見をいただきました。条例制定過程においては、市議会に特別委員会が設置され、多くの議論を積み重ねて完成した条例となっています。した。 わたしたちは、所沢市平和都市宣言の趣旨に基づき、人類共通の願いである平和な社会を守りながら、住んでいることに誇りを持ち、今後も住み続けたいまち所沢を実現するために、市民一人ひとりが互いに助け合い、協力し合って、子どもとみどりを育み、すべての人を大切にするまち所沢をつくっていきます。 市民自らが、主体的かつ積極的に市政に参加し、市は市民の負託に応え、市民と情報を共有し、市民が主役となって自治を進める市民自治によるまちづくりを推進していくために、ここに所沢市の最高規範たるべく、所沢市自治基本条例を制定します。 * * * 所沢市自治基本条例のパンフレットは、市役所3階政策企画課、同1階市政情報センター、まちづくりセンター、コミュニティセンター、生涯学習推進センター、図書館で配布しています。また、でもご覧になれます。条例制定までの道のり自治基本条例 前文条例の目的市民自治の実現による市民福祉の増進自治基本条例の構成前 文第1章 総則第2章 自治の基本理念及び基本 原則第3章 市民等第4章 市議会及び議員第5章 市長及び職員第6章 情報の公開及び共有第7章 参加及び協働第8章 市政運営第9章 国、県、他自治体等との 連携等第10章 所沢市自治基本条例推進 委員会附 則凡例…日日時 場場所 対対象 定定員 内内容 持持ち物 費費用 講講師 申申し込み 問問い合わせ HPホームページ 市HP市ホームページ「広報紙ピックアップ」 Eメール広報 平成23年6月号 2
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