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2広報ところざわ令和4年1月号「所沢の文化や伝統芸能って何だろう?」あなたならそんな問い掛けにどう答えますか?新年を飾る本号では、所沢の文化や伝統芸能の中から、ひな人形・岩いわ崎さき簓ささら獅し子し舞まい・重じゅう松ま流りゅう祭まつり囃ばや子しの担い手を取材。「受け継ぎ、伝える」人々が、継承してきた知恵や技術をこれからどのように次世代へ引き継いでいくのか、その思いを聞きました。新型コロナウイルスの影響で、対面でのコミュニケーションやお祭りという場が失われ、人・地域・伝統をつなぐ機会が減ってしまった昨今。信念を持って伝統を守り続ける人々とともに、私たちも所沢の魅力を次代に語り継いでいきましょう。問広報課☎2998‐9024明けましておめでとうございます。所沢市長の藤本正人です。市民の皆さまには、新たな年を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。本年が皆さまにとって健康で幸せ多き年となりますようお祈りいたします。さて、これまで「善よきふるさと所沢」を次代に伝えるべく、自然との共生や人と人との絆が実感できるまちを目指してまいりました。地域に目を向けると、人々が古来から受け継いできた文化や伝統芸能が数多く存在します。本号特集では、現場で受け継ぎ伝える方々の声で、それらをご紹介します。あなたの地域でも誇りとなるような文化や伝統芸能がきっと受け継がれているはずです。担い手の方々の「所沢で継承していく」という思いを共有し、地域の宝を守り、育んでいければいいですね。新年のご挨拶 幕末から明治期以降、所沢生まれの古ふる谷や重じゅう松まつが行商のために訪れた各地で囃子を伝授したことから広がる。テンポの良さと二つの小太鼓の即興的な掛け合いが特徴。 「重松流祭囃子保存会」では、ところざわまつりや所ところ澤さわ神しん明めい社しゃの例大祭などに向けて日々練習を重ねている。昭和44年、市の無形民俗文化財に指定。重じゅう松ま流りゅう祭まつり囃ばや子し 山口の岩崎地区で江戸時代初期から伝承されている。宇う佐さ美み助すけ右え衛も門んが大坂冬の陣の帰路に立ち寄った京都で買い求めた獅子頭三頭を持ち帰り、村の若者に舞わせたことが起源と伝わる。 毎年10月の第2土曜に瑞ずい岩がん寺じで行われる奉納に向け、「岩崎獅子舞保存会」を中心に練習を積む。昭和44年、市の無形民俗文化財に指定。岩いわ崎さき簓ささら獅し子し舞まい 県内では岩槻・鴻巣などで人形作りが盛んだが、所沢もひな人形の文化が根付く地。始まりは天保の時代までさかのぼるとされ、徐々に生産者が増加。明治初期にはひな人形の一大産地に。 近年は生産者の数が減少したものの、近隣市を含めた生産者などで組織される「所沢人形協会」をはじめ、人形作りの技術が今もなお受け継がれている。ひな人形 市内には、古くから受け継がれてきたもの、新たに所沢で生まれたものなど、さまざまな文化や伝統芸能が根付いています。そうした地域の宝を知り・体験してみませんか?日2月20日㈰午後0時45分~2月20日㈰午後0時45分~2時30分(0時15分開場)2時30分(0時15分開場)場市民文化センターミューズ市民文化センターミューズ内伝統芸能の実演・解説伝統芸能の実演・解説申 問1月12日㈬(必着)までに、往復1月12日㈬(必着)までに、往復はがきの往信面に①氏名②住所③電話はがきの往信面に①氏名②住所③電話番号を明記の上、〒359-0042所沢番号を明記の上、〒359-0042所沢市並木6-4-1文化財保護課に郵送/☎市並木6-4-1文化財保護課に郵送/☎2991-03082991-0308文化芸術の分野で所沢が目指すまちの文化芸術の分野で所沢が目指すまちの姿をまとめた一冊。これまでに市内で育姿をまとめた一冊。これまでに市内で育まれてきたさまざまな文化芸術も紹介しまれてきたさまざまな文化芸術も紹介しています。市ています。市HP(文化芸術振興ビジョ文化芸術振興ビジョン)で閲覧できるほか、市役所1階市政ン)で閲覧できるほか、市役所1階市政情報センターで一冊800円で販売中。情報センターで一冊800円で販売中。問文化芸術振興課☎2998-9211文化芸術振興課☎2998-9211

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