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広報ところざわ平成30年1月号所沢航空資料調査収集する会、所沢航空発祥記念館、所沢市観光協会、所沢郵便局、東日本高速道路㈱、三上博史さん 参考文献:所沢市教育委員会発行『ところざわ歴史物語』2 市長の藤本正人です。市民の皆様、新年明けましておめでとうございます。新たな一年が、皆様にとって「飛翔の年」となりますように。 人と人の絆、人と自然との関係を見つめ直し、紡ぎなおしていく。本年も、そんな所沢を目指してまいります。引き続きご理解とご協力をよろしくお願いいたします。 文化とみどりが魅力の所沢ですが、「航空発祥の地」としても知られているんですよ。 本号では、「航空発祥」をキーワードにした所沢の魅力を巡る旅へ、機長として皆様をご案内します。このマチの新たな魅力発見のきっかけになれば幸いです。 それでは、間もなく離陸いたします。ごゆっくりお楽しみください! 皆さんは飛行機に乗ったことがありますか?今では当たり前のように毎日飛行機が空を飛んでいますが、世界で初めて有人動力飛行に成功したのは、わずか115年前のことなのです(1903年(明治36年)ライト兄弟)。 これを受け、日本でも飛行場を建設することになり、選ばれたのが所沢でした。 1911年(明治44年)4月5日、フランス製のアンリ・ファルマン機に乗り込んだ徳川好よしとし敏大尉が、飛行場での日本初飛行に成功。最初は高度15m・距離800m、1分間の飛行でした。 時を経て、飛行場は「所沢航空記念公園」などに変わりましたが、日本の航空史は間違いなく所沢から始まったのです。 所沢で生まれ育ち、今年で80年。小さいころから、所沢の空へ多くの飛行機が飛び立つ姿を見てきました。 日本の航空技術は、今や宇宙に行けるまでになりましたが、その最初の一歩は所沢から始まったのです。 ぜひ、所沢の歴史を知って、「所沢ってこんなにすごいんだよ!」とみんなに自慢してくださいね。航空発祥の地・所沢日本初の飛行場ができた町所沢発 ⇒ 空行きの旅へご案内藤本市長野ところ老澤さわまちづくり町造商店ボランティアスタッフ三み上かみ博ひろ史しさん(愛称は「ひげじい」)①アンリ・ファルマン機は複葉機(羽が2枚)で、操縦席の後ろにプロペラがあるスタイルだった②アンリ・ファルマン機を参考に作られた、初の国産軍用機「会式1号」。レプリカが所沢航空発祥記念館のエントランスに展示されている❷❶所沢市民の憩いの場、所沢航空記念公園。かつて、日本初の飛行場だったこの地で、人々の歓声を浴びて初めて飛行機が飛び立ち107年。今も見回せば、所沢のあちらこちらに飛行機に関するアイテムが。楽しみながら、今と昔の「航空発祥の地」を訪ねて、所沢の魅力探しをしてみませんか。問広報課☎2998-9024

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