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① かかりつけ医・かかりつけ薬局を持ちましょうかかりつけ医やかかりつけ薬局があると、病歴などを把握した上で、細やかな対応をしてもらえて安心です。② ジェネリック医薬品を利用しましょうジェネリック医薬品(後発医薬品)は、最初に作られた薬(先発医薬品・新薬)の特許期間終了後に、有効成分・用法・効果・効能を同じに製造された医薬品です。新薬に比べ安価であり、皆さんの薬代や医療費の節約になります。③ 医療機関の受診の時間で医療費が変わります時間外や休日受診をすると診察料金に加算がつくことがあります。できるだけ診察時間内に受診しましょう。④ 医療機関の掛け持ちをやめましょう同一の病気で複数の医療機関にかかると、不必要な検査、投薬により、治療が長引いたり、医療費が増えたりすることがあります。また、薬のもらいすぎにもつながります。⑤ 薬は必要な分だけもらいましょう薬のもらいすぎは、医療費の無駄につながる上、過剰な服用による身体への影響も懸念されます。お薬手帳を活用するなど、薬のもらいすぎに注意しましょう。⑥特定健診を受診しましょう生活習慣病などの予防や早期発見のために、毎年必ず特定健診を受診しましょう(下記参照)。特定健診・30歳代健診特定健診は生活習慣病に着目した健康診査です。脳卒中や心筋梗塞などの引き金になる高血圧や糖尿病などの生活習慣病には、自覚症状がありません。その生活習慣病のチェックができるのが特定健診です。特定健診は、予防や病気の早期治療につながり、健康を維持できます。治療に掛かる「費用」も減り、「期間」も短くて済みます。好きなことをずっと続けるため、また、大切な家族を守るため、特定健診を必ず受診しましょう。国保加入者の40歳から74歳の方へは受診券を郵送しています。再発行もできますので、お問合わせください。また、国保では30歳代の方も特定健診と同様の健診を受診できます。申込制ですのでお問い合わせください。糖尿病性腎症重症化予防事業特定健診は毎年受診しているけれど、結果を見ないで放置している方はいませんか?国保では、平成26年度から糖尿病性腎症に着目した「重症化予防事業」を行っています。健診結果やレセプト(診療報酬明細書…受診した医療機関から健康保険へ送付される医療情報が記載された請求書)から医療機関への受診を勧めたり、かかりつけ医の指示の下、生活指導をしたりするものです。糖尿病の合併症である糖尿病性腎症が悪化して人工透析に移行する方は県内で毎年1、000人に上り、人工透析に至る最も多い原因となっています。この事業は、糖尿病の重症化リスクが高い方を対象に、医師や保健師・看護師が連携して糖尿病の治療と生活習慣改善を支援します。人工透析に掛かる医療費は一人当たり年間約500万円といわれています。人工透析への移行を回避することができれば、対象者は生活の質を維持でき、高額な医療費の抑制にもつながります。レセプト点検医療機関などのレセプト(診療報酬明細書)の内容を過去の医療情報や同月の別の医療機関などの情報と照らし合わせながら、内容に間違いがないかや、国保資格者かどうかを点検することで、平成25年度は、年間約1億5、000万円の医療費削減につなげました。ジェネリック医薬品利用促進平成25年度からジェネリック医薬品利用促進に向けて国保加入者の皆さんへ、新薬をジェネリック医薬品に変更した場合の差額をお知らせする『差額通知』やジェネリック医薬品希望シール配布などによる周知、医療関係者への利用促進の働き掛けを行ってきました。その結果、利用率が向上し、約6、000万円の医療費の節約に『高額療養費』をご存知ですか?つながりました。国保では、26年度新たに「30年3月診療分のジェネリック医薬品の利用率70%」を目標とし、さらなる啓発活動を進めます。◆ジェネリック医薬品希望シールお薬手帳などに貼るためのシールを市役所1階国保年金課、まちづくりセンターで配布していますので、ご活用ください。通常、被保険者は、医療費の3割を医療機関へ支払います。しかし、大きなけがや重い病気になり、高額な医療費が掛かったときは自己負担限度額を超えた分が国保から「高額療養費」として支給されます。◎医療費は、70歳未満の一般世帯の一例です。また、平成27年1月に制度改正を予定しています。【左足複雑骨折】医療費総額(10割) 89万円自己負担(3割) 26万7,000円高額療養費 18万 670円実質自己負担額 8万6,330円【心筋梗塞】医療費総額(10割) 240万円自己負担(3割) 72万円高額療養費 61万8,570円実質自己負担額 10万1,430円【脳梗塞】医療費総額(10割) 327万円自己負担(3割) 98万1,000円高額療養費 87万 870円実質自己負担額 11万 130円これからも安心して医療サービスを受けていただくためご協力ください市ではこんな取り組みをしています医療費の抑制厳しい赤字億円17平成25年度だけでも…ジェネリック医薬品の利用率目標ジェネリック医薬品の薬剤処方件数ジェネリック医薬品の薬剤処方件数ジェネリック医薬品のある先発医薬品の薬剤処方件数+◎現在の利用率は50.47%(26年3月診療分)です。目標70%(30年3月診療分)利用率=3 広報 平成26年11月号

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