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ところざわ歴史まめ知識 所沢市域に関わる歴史的事項を50音順に紹介しています。今号は「ほ」です。 戦国時代に小田原に本拠を置いた北条氏、その一族の一員として南武蔵を支配し、柳瀬地区の滝の城もその支配下にありました。小田原北条氏3代目の氏うじ康やすの子で、南武蔵の前の支配者である大石氏の養子に入って実質的にその支配地を継承します。豊臣秀吉の北条征伐に対しては兄の4代目氏うじ政まさとともに抗戦を唱え、小田原開城後、兄と共に自害しました。市内下安松には、その菩ぼ提だいを弔うため建てられた「氏じ照しょう院いん」という寺があったといいます。今年5月に行われた「第1回戦国滝の城まつり」では、滝の城武者行列の「大将」として先頭を進みました。 明治8年(1875)まで存在した山口地区の村の名前です。「菩提樹」と書かれることもありますが、「ぼだいじゅ」とは読みません。山口地区の南西部、西武狭山線や柳瀬川の南側で、菩提木池や、元々は丘陵の湧水に由来した細い水路が流れ、水に恵まれていたことをうかがわせます。名の由来は村内にあったという菩提樹の大木で、翁おう樹じゅ神社と称する神社の境内に、「名木菩提木」の碑と木が残っています。 昭和50年、航空自衛隊入間基地の仮校舎から所沢に移転し開校。附属病院は、現在こそ基幹病院として市民医療に欠かせない存在ですが、当初、基地跡地を自衛隊が使用することには強い反発がありました。しかし、附属病院の診療を一般市民へ開放することが打ち出され、現在の状況からは想像しにくいことですが「生物化学兵器の研究開発は行わない」「いわゆる大学附属病院として一般の総合病院と同様に運営」などの項目を含む協定を市と結んで開校に至りました。現在も附属病院の理念には「地域医療への貢献」がうたわれています。北ほう条じょう氏うじ照てる(生年不明-1590)菩ぼ提だい木ぎ防ぼう衛えい医い科か大だい学がっ校こう 小手指町 山田 洋二 定年退職後の余暇を楽しみ、体力維持を兼ねて始めたサイクリングは4年半続いている。武蔵野の中心に位置し、緑豊かな所沢西部の小手指の自宅から狭山湖堤防をわたり、多摩湖を一周する約27㎞のコースを、休憩を入れて2時間余りで走る。 自転車の良さは何といっても自然の移り変わりを全身で感じられることだ。春から初夏にかけては沿道で野の草花や新緑を目にし、ウグイスやひばりの声を聞き、果樹などの花の香りを嗅ぐと、生きていることを実感する。 さすがに真夏の炎天下では熱中症を気にして休むが、冬でも陽ひだまりの温かみを頬に受ける心地よさはなんとも言えず、四季を通じて走りを楽しんでいる。天気を選び、自転車は良き伴侶◆テーマ「自転車」◆◆◆30ほ問い合わせ 生涯学習推進センターふるさと研究☎2991‒0308 52991‒0309▲ 防衛医大設置反対の署名運動(昭和48年)200人の方がサンタ役として協力してくれる予定で、会場も広がります。かつては、いくつかある商店街や住民同志のつながりがあるとは言えませんでしたが、イベントに協力してくれる人や集まる人も徐々に増えて、少しずつ商店街そして地域がつながってきました」と手ごたえを感じてる様子。「年々規模が大きくなっていますが、さらに地元の商店街や住民手作りのイベントとして、もっと多くの人が集まるように協力してくれる方を増やしていきたい!」と地域活性化への思いに力を込めます。「イベントは人と人とがつながるきっかけ。私自身もイベントを通じてつながりが広がっていくのが何より楽しい」と笑顔を絶やさず明るく語る田畑さん。そんな周りを和ます笑顔と人柄が、商店街そして地域をつなぐ原動力になっているのは、間違いありません。 皆さんも12月15日㈯『サンタを探せ!』(詳細は本号12頁参照)で一足早いクリスマスを楽しんで、地域を元気にしませんか?イベントで商店街を、そして地域をつなぎたい▲ 昨年の『サンタを探せ!』で参加者に景品を渡す田畑さん(右)田た畑ばた 大だい介すけさん(東町在住)▲地域の和太鼓名人が、日本の伝統芸能を指導してくれた『一人一芸チャレンジ教室たたこう和太鼓!』。2カ月にわたる練習を重ね、和太鼓を激しく打ち鳴らす姿が、だんだんと力強くなってきました。 11月10日㈯/牛沼小学校 (撮影:市民カメラマン・木村清貴)▲子どもの体力向上を目的に開催された『おやこ元気アップ!事業inところざわ』。親子で楽しみながら運動をすれば、笑顔があふれ、親子の仲も元気もアップ! 11月11日㈰/市民体育館(撮影:市民カメラマン・中村 仁)広報 平成24年12月号 8は返却しません▶住所・氏名(ふりがな)・電話番号を明記し〒359-8501広報課「みんなのひろば」係へ郵送または hiroba@city.tokorozawa.saitama.jpひろばば

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