20120701_1084
3/16

これまでに展開してきた施策や活動の体制をさらに推進していくとともに、第5期計画の目標である「地域包括ケアシステム」の構築を進めていくために、次の4点に取り組んでいきます。 介護保険制度は保険給付による要支援・要介護者への介護サ ービスをはじめ、地域支援事業により要介護状態でない方も含めて介護予防や総合相談支援等を実施することで、高齢者の地域における自立した日常生活を支える制度です。 必要なサービス量と保険料負担を考慮しつつ、介護保険制度の安定的な運営を図ります。◆第5期計画期間の保険料 保険料の上昇を抑えるため、県の財政安定化基金約1億円、市の保険給付費準備基金10億円(いずれも3年間の合計)を投入していますが、第5期計画期間に必要な保険給付費を基に算出した平成24年〜26年度の保険料額は、基準額で4、363円(月額)となり、第4期に比べ429円の増額となりました。◆所得が少ない方への助成 市では、所得の少ない方が介護保険のサービスを利用した際の利用者負担額の助成を独自に行っています。対 保険料第1〜3段階の方(生活保護受給者は除く)助 成割合 ▼保険料第1段階の方…利用者負担額の2分の1▼保険料第2・3段階の方…利用者負担額の4分の1◆所沢市独自の介護サービス 市では、「紙おむつ給付サービス」を実施します。対 次の全てを満たす方①所沢市介護保険の被保険者①介護保険制度の安定的な運営いつまでも ② 要支援・要介護認定を受けている方③在宅で介護を受けている方自 己負担額 購入費の1割(1カ月の上限額5、600円) 高齢者がいつまでも自立して自分らしく生活を続けられるよう、介護予防の取り組みを推進します。◆からだとこころの 元気度チェックシート ご自身の身体機能を正しく理解してもらうために、65歳以上の奇数年齢の方を対象にチェックシートを郵送し、回答していただいた方には結果に基づいたアドバイス表を郵送しています。◆介護予防教室 地域包括支援センターが担当圏域において、体操教室や認知症・栄養・口こう腔くうの健康等に関する各種講座を開催しています。 支援や介護が必要な状態になっても、自宅や住み慣れた地域の中で安心して暮らし続けられるために、さまざまなニーズに対する支援体制を強化します。◆トコロみまもりネット 市では、地域住民や事業所等の協力を得て、日常生活や事業活動の中のさりげない見守りや声掛けにより、異変等に早期に対応する体制を構築しています。②自立した生活を 継続するために③住み慣れた自宅や地域で 暮らし続けられるために◆お達たっ者しゃ倶く楽ら部ぶ活動の推進 市内各地域で高齢者を対象に会食会、交流会、レクリエーション等を開催し、「高齢者の居場所づくり」をしている同倶楽部の活動を推進しています。◆高齢者福祉施設の整備 自宅での生活が困難になった場合のために、高齢者福祉施設を整備します。▼平成24年度…特定施設入居者生活介護(120人分)▼25年度…特定施設入居者生活介護(80人分)、認知症高齢者グループホーム(36人分)▼26年度…広域型特別養護老人ホーム(240人分) 全ての高齢者がいきがいのある生活を送ることができるよう、趣味やいきがい活動等のきっかけの提供に努めるとともに、社会活動やボランティア活動等を促進します。◆高齢者スポーツ大会 スポーツ活動を通して健康の増進を図り、相互の親睦を深める機会として、長ちょう生せいクラブを中心に開催しています。◆高齢者大学の開講 1年制のカリキュラムにより社会・経済・歴史等を学ぶ場として開講し、生涯学習を推進しています。* * * 皆さんも住み慣れた地域の中で「いつまでもいきいきとすこやかに暮らすために」、さまざまな活動に参加してみませんか。④充実した生活を送るために(65歳以上/実際の納付額は100円未満切り捨て)◎合計所得金額は、事業所得、給与所得、雑所得(公的年金等)等の合計額で、扶養控除等の所得控除額や損失の繰越控除、土地等の譲渡所得の特別控除を差し引く前の金額になります。段階区分対 象 者基準額に対する割合保険料(12ヵ月分)第1段階生活保護の受給者および世帯全員が住民税非課税で老齢福祉年金を受給している方×0.5026,178円第2段階世帯全員が住民税非課税で本人の前年の合計所得金額と年金収入金額の合計額が80万円以下の方×0.5026,178円(軽減)世帯全員が住民税非課税で本人の前年の合計所得金額と年金収入金額の合計額が80万円を超え120万円以下の方×0.6534,031円第3段階世帯全員が住民税非課税で本人の前年の合計所得金額と年金収入金額の合計額が120万円を超える方×0.7539,267円(軽減)本人が住民税非課税、他の世帯員が課税で、本人の前年の合計所得金額と年金収入金額の合計額が80万円以下の方×0.9047,120円第4段階本人が住民税非課税、他の世帯員が課税で、本人の前年の合計所得金額と年金収入金額の合計額が80万円を超える方基準額52,356円第5段階本人が住民税課税で前年の合計所得金額が125万円以下の方×1.1560,209円第6段階本人が住民税課税で前年の合計所得金額が125万円を超え190万円未満の方×1.2565,445円第7段階本人が住民税課税で前年の合計所得金額が190万円以上400万円未満の方×1.5078,534円第8段階本人が住民税課税で前年の合計所得金額が400万円以上600万円未満の方×1.6586,387円第9段階本人が住民税課税で前年の合計所得金額が600万円以上800万円未満の方×1.7591,623円第10段階本人が住民税課税で前年の合計所得金額が800万円以上の方×1.8596,858円▲介護予防教室(さくら会館/北有楽町)第5期(平成24年~26年度)の介護保険料3 広報 平成24年7月号

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る