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������天てんのうさま王様 季節外れのご紹介となりますが、市域の行事を語るうえで欠かせない「真夏」のお祭りです。梅雨が明け、暑さが本番を迎える7月中旬、市内の各地を天王様の神みこし輿が練り歩きます。もともとは疫病除よけのため、牛ご頭ず天てん王のうや素す戔さの嗚おの尊みことなどを祭神として、医療が不十分な時代に祈りをこめて挙行されました。祭りは地区ごとに特徴を持ち、町内を巡行する神輿に沿道から水が掛けられる有楽町や、神輿の担ぎ方がだんだん激しく(荒く)なる林などが知られています。寺子屋 江戸時代の日本は、諸外国に比べて、読み書きができる割合(識字率)が高かったことで有名ですが、その時代の庶民教育を支えていたのが寺子屋です。僧侶や神主、あるいは村役人を勤めるような農民層が、「師匠」として村の初等教育を担いました。教育を受ける側は「筆ふでこ子」「筆ひってい弟」などと呼ばれ、師匠が亡くなると報恩のためお金を出し合って墓碑などを建てました。こうした「筆子」等の銘めいを持つ墓碑を探すことで、市域には江戸時代から明治期に至るまで80以上の寺子屋があったことがわかっています。孫の小遣い 若狭 伊藤 佳子 私には孫が2人いる。娘2人に1人ずつの子である。長女の子は、小学3年生だが、2年生のときからあるものをとっても欲しかったらしい。娘は、お小遣いは月500円と決めているので、祖母の私に「余計にやらないで」と言った。孫が、お小遣いをもらうのには条件がある。毎日お風呂洗いを30分以内にやること。娘に電話をかけると、孫が鼻歌を歌いながらお風呂洗いをしている歌声が聴こえてくる。どうやらゲームが欲しかったらしい。ゲームを買うために一生懸命お風呂洗いをしている歴史まめ知識ところざわ20寺子屋書きができる割合(識字率)が高かったことで有名ですが、その時代の庶民教育を支えていたのが寺子屋です。僧侶や神主、あるいは村役人を勤めるような農民て◆テーマ「お小遣い」◆◆◆ 所沢市域にかかわる歴史的事項を50音順に紹介しています。今号は「て」です。齊藤英樹さん(小手指元町在住)にかきっかけがあったのではと尋ねると、返ってきたのは意外な答えでした。「練習を続けてきただけで、自分でもよくわからないんです。ただ、国体に出場できたことで、自分がやってきたことは間違いではなかったんだと、思うことができました」 そうして目標とする国体に7回もの出場を果たした齊藤さんですが、今年は仕事が忙しく、練習する時間もなかなかとれないそうです。「国体出場を目標としていくのは、年齢的にも限界かもしれません。それでもスキーは続けていくつもりです。目指す目標が変わったとしても、練習を重ねていくことに変わりはありません」とスキーへの思いを語ってくれました。 齊藤さんの仕事帰り、取材が終わったのは午後8時。「本当はこれから飲みに行きたいんですが、明日は山へスキーの練習に行くので、早く帰って準備をしなくてはいけないんですよ」と話す表情は、スキーを始めたばかりの少年のような笑顔でした。ただ目標に向かって・・・スキーで国体出場ディケイター市 アメリカ合衆国イリノイ州にある所沢市の姉妹都市です。現在3市を数える所沢の姉妹都市(中国常州市・平成4年締結、韓国安あにゃん養市・平成10年締結)の中で、もっとも早く交流が始まりました。米軍基地に長く勤務していたV.ミラー氏が、人造湖があるなど自身の出身地のディケイター市と似ている所沢市との交流を企図し、昭和41年5月に姉妹都市締結に至ったものです。現在も学生同士の交流事業を中心に、昨年の東日本大震災に際しては、同市で義援金募集のためのチャリティーイベントが催されるなど交流が盛んです。問い合わせ 生涯学習推進センターふるさと研究グループ ☎2991‒0308 52991‒0309▲お茶の品質鑑定技術の向上を目的にはじまった「狭山茶所沢研究会闘茶会」。今回で39回を迎え、39人の参加者が、利き酒のようにして香りや味、茶葉の色、つや、形などを見分けてお茶の産地をあてました。1月13日㈮/市民文化センターミューズ展示室▲神輿に水を掛ける有楽町の天王様▲国体出場に向けて練習する齊藤さん▲約800人が参加して盛大に開催された松が丘自治会の「第27回新春餅つき大会」。模擬店や昔遊びの伝承などをはじめ、新成人や今春に小・中学校、高校等に入学する児童・生徒には赤飯が配られ、幅広い世代間の交流をはかりました。1月8日㈰/南大谷公園(撮影:市民カメラマン・佐藤清一郎)真・原稿は返却しません▶住所・氏名(ふりがな)・電話番号を明記し〒359-8501広報課「みんなの広場」係へ郵送または hiroba@city.tokorozawa.saitama.jp広報 平成24年2月号 8

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