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������曽そ根ねの坂さか 国道463号線の、御幸町・有楽町・北有楽町境の交差点の名前で、国道を渡って北へ上る細い坂道のことを指します。昭和48年製作の「郷土かるた」は市民からの公募によって読み札を選定しましたが、この場所を詠んだ「曽根の落らく雁がん 昔の名所」という句が「そ」の札に取り上げられたことをきっかけに定着したようです。ただ、「名所」と言いながら過去の地誌や郷土誌には一切記述がなく、由ゆいしょ緒は明らかではありません。昭和35年、東西方向に新しく道路が開通し(現在の国道463号線、当初は市道)、この坂をめぐる景観と交通事情は大きく変化しました。夢物語 久米 田中 玲子 両親の影響で私は小さいころから本が大好きで、作文も得意だった。中学生になると本好きの仲間と読書後の感想等を語り合い、楽しかったのを覚えている。そのころは、乙女心の夢とはいえ、自分の夢は女流作家とおくめんもなく披ひれきした。あなたなら大丈夫よとの声援は嬉しかったが、今思い返すと赤せきめん面の至り…。 女流作家への道のりはあまりに遠く、当たり前のように普通のおばあちゃんになった今、孫が私の創作したお話をたびたびリクエストしてくれるのが、ただただうれしい。 さあ、この途方もない大きな夢は来世に歴史まめ知識ところざわ16曽楽町境の交差点の名前で、国道を渡って北へ上る細い坂道のことを指します。昭和た」は市民からの公募によって読み札を選定しましそ◆テーマ「夢」◆◆◆ 所沢市域にかかわる歴史的事項を50音順に紹介しています。今号は「そ」です。吉よし むら村 英えい じ二さん(北所沢町在住)「みなさんのご協力のおかげで、思わず『うまい!』と叫んでしまうほど、イメージしていた通りの味のビールが出来ました」と初めてビールをのどに流し込んだときの喜びを伝えてくれました。 「ビールは会話を楽しみながらみんなで飲むのが一番おいしい。ビールを介して人と人がつながっていくところが一番の魅力です」と吉村さんが熱く語るように、その魅力は、味やのどごしだけではありません。「このビールをつまみにして、会話が弾み、さらには人の輪が広がっていくことで、地元をもっともっと元気にしていきたい」と意気込む吉村さんは、小学校5年生から育ってきた所沢が大好き。地ビールにわがまちの明るい未来を託しています。 吉村さんの思いが詰め込まれた野老ゴールデンを飲みながら、会話を楽しむ。そんな至福の時間を過ごせば、皆さんののどと心が潤うだけでなく、所沢の活力にもつながることでしょう。 今夜は地ビールを味わいに、夜のまちに繰り出してみませんか?のども所沢もうるおう地ビール「野やろう老ゴールデン」蔵ぞう殿どの権ごん現げん 宮本町神明社境内に蔵造り風の社殿を持つ蔵殿権現があります。「従じゅう殿どの権現」とも呼ばれ、一説に神明社は後からこの社地に祭られたのだといいます。耳慣れない名の社やしろですが、市内では他に、三ヶ島地区の林神社がかつて「重じゅう殿どの社」または「十じゅう代だい社」と呼ばれ、また、現在所沢航空記念公園がある一角に「十じゅう殿どの社」という神社があったことが知られています。「ゾウドノ」「ジョウドノ」など似た読みの神社は西東京市やさいたま市などにもあり、他に「尉じょう殿どの」などの字が当てられます。水の神であるとも鍛か冶じゆかりの神とも説かれる謎めいた社です。曽そね根(曾祢)権ごん太だ夫ゆう 川越藩主柳やなぎ沢さわ保やす明あきら(吉よし保やす)の重臣で、主君の命を受け三富新田の開発に中心的な役割を果たしました。新田に建立した多福寺(三芳町)の梵ぼん鐘しょう(県指定文化財)の銘文はこの人物によるものです。後に主君から同じ「柳沢」の姓を名乗ることを許されました。◎生涯学習推進センター(3階)では「まめ知識」にちなんだミニ展示を実施しています。9月は「蔵殿権現」です。問い合わせ 生涯学習推進センターふるさと研究グループ ☎2991‒0308 52991‒0309▲「野老ゴールデン」とともに◀神明社の蔵殿権現(宮本町)▲地域で身近な音楽会を楽しむことを目的に活動している松井クラシックのつどいによる『東日本大震災チャリティーコンサート』。所沢から音楽で被災地へ勇気と希望が届きますように… 8月6日㈯/松井公民館(撮影:市民カメラマン・津田資雄)▲地域の夏の風物詩『美原町納涼大会』。突然振りだした雨のため残念ながら、盆踊りは体育館で行われましたが、子どもからお年寄りまで、夏の夜を楽しみました。7月30日㈯/美原小学校(撮影:市民カメラマン・塩野入好文)写真・原稿は返却しません▶住所・氏名(ふりがな)・電話番号を明記し〒359-8501広報課「みんなの広場」係へ郵送または hiroba@city.tokorozawa.saitama.jp広報 平成23年9月号 8

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