20110601_1071
3/16

「所沢市自治基本条例」をいっしょに育てていきましょう 平成23年3月3日、「所沢市自治基本条例」が誕生しました。わたしたちのまち「所沢」は、昭和25年に市制を施行し、以来60年が経過しましたが、時代が変化する中で本市のさまざまな課題への対応や市政運営のために約240もの条例を制定してまいりました。 この度の自治基本条例は、地方分権における自治体の自立や市民・団体等の活動の高まりなどを背景に、これからの所沢の自治を進めるうえでの規範となるものとして定めたものです。本市の自治の基本理念や、市民等、市議会、市長それぞれの役割、参加と協働の仕組みおよび適切な市政運営のルールを定め、これらの着実な実行をめざすものです。 この条例の制定に向けた取り組みは平成17年度からはじまり、平成21年1月に、公募市民による検討委員会を発足しました。検討委員会が主体となってより多くの市民や各種団体、学生の皆さんと意見交換をするための「市民対話集会」を実施したことは、本市ではじめての取り組みでした。条例づくりにご協力いただいた多くの方々に感謝申し上げます。 本年7月1日に自治基本条例がスタート(施行)しますが、どんな課題に直面したときも知恵と力をあわせて乗り越えていくためのよりどころになるよう、皆様とともにこの条例を育て、市民自治を推進してまいりたいと思っております。市民の皆様や市議会の一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。自治基本条例のポイント市民の皆さん~市民自治による所沢市長 当麻よし子▼市民が主権者であること、議会や市長は市民の負託を受け、ともにまちづくりを推進していくことを明確にしています。▼市民は、個人として尊重されることや、市政について情報を知る権利、参加する権利などを規定しています。▼互いに協力してまちづくりの推進に努めるものとしています。市民が自治を進める主役です▼市長は市民とともに自治を推進すること、市政運営に関する方針とその進行状況を明らかにすることとしています。▼市議会は議員相互間の自由闊かったつ達な討議を行うなどその活性化を図ること、議員は市民の意見、要望等を把握して市政に反映することなどを定めています。市民の負託を受けた市議会や市長のあり方を明らかに所沢市議会▼市が行政を運営するための総合計画と財政運営について、基本的な考え方を明らかにしています。総合計画の進捗状況と、財務に関する情報については、市民にわかりやすく公表や説明などを行うこととしています。▼市民ニーズや課題に対応する政策を実現するための立法や法解釈を行う政策法務のほか、施策等を見直すための行政評価についても規定しています。市政運営の考え方を明らかに▼市民や市が基本的規範としてこの条例を守るよう定めています。▼市は条例等を作ったり見直したりするときには、自治基本条例の考えに合うようにすることとしています。▼自治基本条例が適正に運用されているか、見直しが必要かなどを審議する「所沢市自治基本条例推進委員会」の設置を規定しています。自治基本条例の考えを実現していくために▼市民参加の機会を保障するための取り組みを進めるとともに、市民参加に必要な情報共有を推進することとしています。▼市民参加をさらに進めていくための条例と、市民が意見を表明するための住民投票に関する条例を定めることとしています。▼「市民」「事業者」「地域コミュニティ」などや「市」は課題の解決のため、それぞれの役割分担に基づき、対等な立場で連携・協力に努めます。市民参加と協働を進めます6月5日㈰ 自治基本条例の制定を記念し、条例のことをもっと知っていただくために講演会とパネルディスカッションを開催します。日6月5日㈰午後1時~3時30分場中央公民館ホール◎会場へ直接お越しください。◆第1部 基調講演会講法政大学教授・廣瀬克哉さん◆第2部 パネルディスカッション費無料問政策企画課☎2998-902752994-0706自治基本条例記念講演会▲自治基本条例説明会の様子(5月15日㈰/小手指公民館)3 広報 平成23年6月号

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る